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ついに出ました! 村上春樹の最新刊『1Q84』

1Q84(1)

1Q84(1)

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: 単行本



1Q84(2)

1Q84(2)

  • 作者: 村上春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: 単行本



昨日(5/27)から、どの書店に行っても、
いちばん目立つ位置にどかどか積んであります。
2軒の大型書店をまわってみましたが、どこでもよく売れている様子。
だけどワタクシ、いまだ買わずに指をくわえて眺めています。

一般的に、本というものは書店に並ぶ前に
新聞社や出版社あてに書評やレビュー用として送付されます。
がしかし、この作品については、まったく配布されていないとのこと。
というわけで、まだどこにも紹介されていないのです。

先入観をもたずに読んで欲しいとの著者の意向があるようなのですが、
前評判がまったくないというのも、正直言って、ちょっと手に取りにくい。
いずれ買うのだったら、買っちまえよ!とも思うのですが、
なにしろ、かなりボリュームのある全2巻ですから、
それなりに場所をとるのです。悩みます。

かつて『ねじまき鳥クロニクル』(全3冊)が発行されたときは、
個人的に村上春樹ブームの真っ最中だったので、
書店で見つけたと同時に手に取り、レジに向かいました。

ところが、『海辺のカフカ』(全2冊)を読んだころから、
村上春樹の新作長編にいささか疑問をもつようになってしまったのです。
あまりにも独特、というか読み込みが足りないせいもあるのでしょうけれど、
どう受け止めていいものかわからなくなってしまいました。

読みたいんだけど失望したくない。
おもしろいのか? おもしろくないのか?
いま買うかどうか、ひじょうに迷っています。

ということで、早速読まれた方がいらっしゃいましたら、
ぜひご一報を☆


ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/09
  • メディア: 文庫



ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/09
  • メディア: 文庫



ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/09
  • メディア: 文庫



海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/02/28
  • メディア: 文庫



海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/02/28
  • メディア: 文庫



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コメント 10

うつぼ

先日はお世話になりまして♪
この本、昨日山積み状態を見ました。。。
私自身、ブームが過ぎていく頃に友人から借りるパターンが多いので
今回も様子見です。。。
それにしてもレビューなどを事前にコントロールするとは強気ですね。
レビューを出して噂が噂を呼べば増刷増刷なのに、、、と下世話なことを
考えてしまいました。(^_^;)
by うつぼ (2009-05-29 06:36) 

ミホ

「読みたいんだけど失望したくない。」
これ、わかります~。本もそうですけど、映画とかもそうですよね。好きな作者や監督への期待が自分の中で大きいと、「がっかり」したくない・・・って思っちゃう。新しい作品にニュートラルな気持ちで接したいなぁと思うようになります。
ぐらぐらしてる時に、前評判が無いと余計不安ですよねー。良いタイミング(?)が来るといいですね。と、いいつつ、わたしはlucksunさんのレビューを待ってたりして(笑)。
by ミホ (2009-05-29 10:42) 

bluebird

わたしも・・・
kucksun さんのレビュー待ってたりして(爆)
一応ハルキストの端くれなのに^^;

初期の短編や、「ねじまき鳥クロニクル」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」あたりまでの長編は、本当に夢中で読んだのですが・・・
同じく「海辺のカフカ」で???となってしまったのです。
性と暴力が過剰な気がして・・・それを言ったら、「ねじまき鳥クロニクル」もそうですが、違うんですよね、何かが。

あの、イスラエルでのスピーチにあれほど感動したんだから、黙って買えよ!って話しなんですが・・・(笑)

by bluebird (2009-05-29 18:39) 

lucksun

>うつぼ姐さま
こちらこそ、お世話になりました!
文庫本ならちゃっちゃと買うのですが、ハードカバーはなんとなく
手が出しにくいですねえ。とか言ってるから
出版業界あやうくなるのか……(笑)。
今回の著者の意向は、以前の作品に対する
ファンの要望(先入観なしに読みたい、とのこと)からきているそうです。
まあ、村上春樹の場合、何もしなくても売れますからね、強気なんでしょう。
なんにせよ、こうしたモンスター本が出版されると
書店が活気づいてよいものです。

>ミホさん
ですよね。映画もまさしくそう。好きな俳優が駄作に出演していると、
あーあ、って感じになりますものね。
ニュートラルが一番なんですが、
損したくないというケチケチ根性がどうしても働いてしまって……。
本を好きなだけ買える身分になるのが夢、だったりして(笑)。

>bluebirdさん
おお、同じような感想をもたれていたとは、うれしいですね。
性と暴力も、必要ならいいんですよ。
ただ、それがストーリーを成り立たせるために必要かどうか、
そのねらいはいったいどこに??とか考えると
わからなくなってしまった……というのが正直なところです。
手放しで「おもしろい!」と言える本に出会いたい。
それはとっても貴重な体験ですから、
やはり頻繁にあるものじゃないんですよねー。
読んだらレビュー書きます。いつになるかわかんないけど(笑)。
by lucksun (2009-05-30 22:00) 

桂花

実は私、村上春樹さんの作品を読んだことがありません。
本屋さんでパラパラ~っとしたことはあるのですが、
こう・・・なんていうか、私結構インスピレーションで買っちゃったりしてたので。自分的にピンとこなかったというか・・・。

今はlucksunさんのブログで本を物色しているのでww
lucksunさんがおすすすめとあれば、ちょっと手にとってみたいな・・と。
ミーハーな桂花です。(汗
by 桂花 (2009-06-01 10:05) 

snorita

私もまだ未購入です。いまの状況だと本屋で買うのがちょっと恥ずかしいような(変?)。熱が冷めたころ、こっそりと買いたいと思います。
本は出会いが大事ですよね、本屋さんであちこち物色しながら一日を過ごしたいなあ.....
by snorita (2009-06-01 22:57) 

lucksun

>桂花さん
お久しぶりですね。お元気ですか?
ピンとこなくて読んだことない作家、わたしもけっこういるような気がします。
すんごい人気作家でも、面白さが全然わからない人もいるし(笑)。
本は相性があるから、読んでみないとなんともいえないですね……。
村上春樹初心者の方には、
どちらかというと短編集がいいんじゃないかな。
個人的には、『カンガルー日和』おすすめです。
このブログで本を物色されているとは、なんとうれしいお言葉!
話題作はあんまり取り上げてなくてどちらかというと地味ですが、
すこしでも参考にしていただけるとありがたいです♪

>snoritaさん
いま一番話題の本ですからね、
ちょっと恥ずかしいような気持ち、わかります。
とはいえ、あるうちに買っておかないと買い逃しちゃったりして……。
小さな書店では、すでに品切れのところもあるようです。

本との出会いは貴重ですよね。
タイミングよく出会えた本って、後々印象に残るものですし。
時間を気にせず本屋をぶらぶらするの、楽しいですね。
by lucksun (2009-06-02 01:09) 

lucksun

>かうぞうさん nice!ありがとうございます。
by lucksun (2009-06-02 01:30) 

かうぞう

すいません、後でコメント書こうとしてたらプール疲れで力尽きて・・・

この本、新聞で見ましたがものすごい部数出てますねー。
やっぱり村上春樹ってまだまだそんだけの信者(失礼)がいるんだ、と。
私は、「ノルウェイの森」まではほぼ読んでたんですが、「世界の終わり~」
で脱落、挫折をした組です・・・(こんな人多そう)

あー、書評じゃなくて「読みました」記事、4月からたまってるー。
結構なペースで読んでる(読まされてる←図書館に)のに(苦笑)
by かうぞう (2009-06-02 08:15) 

lucksun

>かうぞうさん
おっと、nice!だけって珍しいな、と思っていたら、
プール疲れでしたか……。かなり真剣に取り組んでらっしゃいますね^^
村上春樹はすでにスタンダードですから、
元からのファンに加えて、年々読者が増えているんだと思います。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は、
個人的には村上作品のベストですが、
本の好みはやはりひとそれぞれですね。
この人は短編もすばらしいですので、機会があればぜひお試しを♪
by lucksun (2009-06-02 23:56) 

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