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真夏の京都・奈良の旅 [旅]

7/29(金)~7/31(日)、京都と奈良に行ってきた。
当初の予定が京都に住む伯父を訪ねることだったため、
京都(の比較的涼しい場所)を徘徊しようと思っていたのだが、
計画途中に奈良観光が付き、
結果的にはどちらかといえば奈良がメインになったのである。

……………

初日は、京都へ。
とはいえあまり時間がないので、駅近の伏見稲荷へ。
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鳥居が多いことで有名な場所だ。
こんな方たちもいらっしゃる。
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少し上ったところには、京都市内をぐるっと見渡せる展望台。
いい風が吹いて気持ちよかった。
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……………

2日目は奈良の飛鳥へ遠征。
まずは高松塚周辺地区から。

巨大なプリンのような高松塚古墳と、
隣接されている高松塚壁画館を見学。
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有名な女子の群像だけでなく男子の群像もあったり、
天井に描かれた星が線で結ばれて星座の様をなしているのは
ちょっとした驚きだった。
日本史きちんと勉強しておけばよかった。

お次は石舞台古墳。
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丘の上に唐突に現れる巨大な石の塊を
充分な道具を持たない昔の人は、どうやって移動させて
どうやって組み合わせたのか。
技術的には理解できるが、そこまでして古墳を建造した
人々の思いの強さを考えると、ただ感服するばかりだ。
中はこんなふう。
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そして、酒船石と、酒船石遺跡。
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丘陵に、これまた唐突に置かれている酒船石。
表面に溝をうがってあり、水を通した跡に見えるが、
何に使われたかはいまだにわからないという。
丘陵を下ったところにある酒船石遺跡(亀形石造物)は
いくつかの石を組み合わせたもので、祭祀に使われたとされる。
しかし、その詳細はやはり定かでない。

どこを見ても、飛鳥は謎だらけ。そして古墳だらけ。
こんもりと木々が茂っている小高い丘は、だいたいが古墳だ。
なぜこの地域に古墳がこれほど多く作られたのか。
平城宮からの距離を考えると、
東京都心にとっての多摩丘陵のような
郊外にあたる場所ではないかと思う。
すなわち、位の高い人々の陵を建てるにふさわしい
広い土地として選ばれたのではないだろうか。
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発掘はいまだ、あちらこちらで続いているそうだ。
何かが出れば何かがわかる。そして歴史が変わる。
飛鳥の土地には、日本の成り立ちの謎を解くカギが
たくさん眠っているのだろう。

……………

最終日は、奈良の中心地へ。
題して、シカとの遭遇だ。
興福寺の境内は、彼らの集会所だ。
春日大社の参道にも、いる。
どこにだっている。まさにフリーダム。
約30年ぶりに行ったが、昔より増えているのではないだろうか。
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春日大社は鮮やかな朱色の建物。凛としてとても美しい。
軒には灯篭がたくさん掛けられている。
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真っ暗な空間の「藤浪之屋」の中はこんなふう。
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灯篭から放たれる柔らかな光が満たされ、幻想的な雰囲気を醸し出す。
昨年と今年は第60次式年造替(しきねんぞうたい)、すなわち
20年に一度の大改装が行われている。
よってあちこち工事中だったが、それも一興。

最後は、奈良といえば……大仏だ。
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約30年ぶりに見たが、やはりでかいね。
人はなぜ、でかいものが好きなのか。
それは、普通じゃないからである。
日常的に見ることのないでかさに出会ったとき、
人はコーフン状態になるのだろう。
大仏の周りに集まる人々は、だからみんなテンションが高い(笑)。

しかし、3日間ともすごく暑かった。
なかでも飛鳥は、隠れるところがないのでどこもひじょうに暑い。
汗をくさんかいてしまった。
それがこの旅のいちばんの感想だが、それってどうなんだろ。

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