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SUMMERSONIC2019 3日目 [音楽]

「SUMMERSONIC2019」
2019年8月16日(金)~18日(日)
幕張メッセ&ZOZOマリンスタジアム

最終日!
3日間ともすこぶるよい天気で、というか
よすぎてこんがり灼けてしまったが、
雨や嵐など余計な心配をせず楽しむことができた。

この日は少しゆっくり。一発目は
MAHALIA@MOUNTAIN STAGE
若くて健康的ではつらつとした女子。
イギリス出身のソウルシンガーだ。
たしかな歌唱力とリズム感。
まだキャリアは浅いが、これから伸びそうな予感。
いいもの観たな!

Love and Compromise

Love and Compromise

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music UK Ltd
  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: CD




その後は、MARINE STAGEに移動。

Suchmos
彼らがどんなパフォーマンスをするのか、
一度観たかったんだ。
いわゆる市場にのった、知られている曲を中心にやるかと思いきや、
フェスとは思えない渋いセットリストにぐっとくる。
炎天下のスタジアムには、まるで似合わない。
でも、だからこそ、彼ららしいのだろう。
ラストの曲は、まさかの、どブルース。すんげえな。
汗を滴り落としながら、もくもくとギターを弾きまくる姿が
たいへん印象的で好ましかった。





Perfume
ダンスもキャラクターも楽曲も問題なくクオリティが高いが、
はたしてライブはどうなのだ。だって彼女たち、歌わないでしょう。
案の定、彼女たちは生で歌わないのだが、
だからといって、ライブが面白くないわけではなかった。
心をつかむダンス、笑いを誘う軽妙なトーク、
どれをとってもプロフェッショナルで一級品だ。
興味本位で観たステージだったが、とても楽しめた。かわいかった。

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: CD




その後、ビールとランチと休憩をはさんで、ぶらぶらしがてら、
AI@SONIC STAGE
私はこの人の声質がとても好きだ。
太くて温かくて、包容力がある。
ソウルシンガーらしくて安心するのだ。
そんなAIちゃんのパフォーマンスは、
愛がパンパンに詰まっていて、心満たされた。
バックのダンサーもチャーミングでとてもよかった。

THE BEST -DELUXE EDITION

THE BEST -DELUXE EDITION

  • アーティスト: AI,ATSUSHI,JiN,Thomas “Tom Jack” Jackson
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/05/04
  • メディア: CD




そして、今回のラストステージ
KREVA@Billboard JAPAN STAGE
彼のライブを本当に楽しみにしていた。
何年ぶりかな。
彼の楽曲もルックスもパフォーマンスも大好きで、
登場の瞬間に至福を感じる。
自信たっぷりに繰り広げるパフォーマンス、
堂々と客をあおるスタイル、それこそがまさにKREVAなのだ。
これほどまでにクオリティの高いパフォーマンスは稀だと思う。
全身、汗びっしょりになりながら最後まで盛り上がった。
サマソニに来たかいがあったなあと思わせるステージ。
ラストに至福の時を堪能した。





そして、今年の夏も終わる。またね。
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SUMMERSONIC2019 2日目 [音楽]

「SUMMERSONIC2019」
2019年8月16日(金)~18日(日)
幕張メッセ&ZOZOマリンスタジアム

2日目、引き続きの真夏日。
午後からゆっくり出るつもりだった予定を変更したのは、
スカパラのステージにMr.Childrenの桜井くんが出るという情報が
前日に駆け巡ったからだ。とはいえ、
わたしとしては、おそらく出るだろうとハナから予想していた。

そんなレアな機会は逃すまじ!と
朝っぱらから鼻息荒く、スタジアムの炎天下で
汗だくになりながらオープニングを待つ。
サッシャのMCのあと、お待ちかねの
東京スカパラダイスオーケストラ@MARINE STAGE

彼らのステージを観る機会は今まで何度もあったはずなのに、
わたくしなんと初めてでした。
35度をも超える気温のなか、白い三つ揃えでビシシッと決めて登場。
いやあ、かっこいい。ルックスも音楽も渋くて熱くてすばらしい。
フェス用のセットリストで会場を沸かせる。
そんななか登場したのは、同じくスーツをまとった桜井くん。
彼らがコラボした新曲「リボン」を披露。うーん、素敵だった!
唯一無二のパフォーマンスを観ました。生きててよかった。

【Amazon.co.jp限定】リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)(CD+DVD)(オリジナルリボンしおり付)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: cutting edge
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: CD




汗だくの体を冷やしたい思いで、いやどうしても観たい人がいたので
メッセ会場に戻る。

お久しぶりの
木村カエラ@SONIC STAGEだ。
ひところはよくライブに行ったものだが、最近はごぶさただったから
どうしても観たかった。
そんなカエラちゃんは、相変わらずめちゃくちゃ可愛くて、
登場したとたん、きゅん!となる。
往年のヒット曲に加え、今年はデビュー15周年ということで、
記念アルバム「いちご」からの楽曲も披露する。
彼女の声が私は本当に好きだ。切なくて情熱的で、心に残る。
そういえば、この日のバンドの50%がOKAMOTO’Sだというのに爆笑した。

いちご (初回限定盤)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2019/07/31
  • メディア: CD




その後、ビールとかランチとかを挟んでスタジアム会場へ。

MAN WITH A MISSION
それほど興味はなかったのだが、流れでチラ見したところ、
ゲストが多くて驚く。
スカパラとか10-FEETとかZEBRAHEADとかFALL OUT BOYとか、布袋寅泰とか!
ビールを飲みながら、おおう、とか言いながら観ていた。
オオカミくんたち、元気でいいぞ。




RADWIMPS
いま若者にとても人気なバンドなんだね。
わたしは初期の「おしゃかしゃま」くらいしか知らなかったのだが、
なかなか濃密な楽曲を聴かせてくれた。
ヴォーカルが天才なんだと思う。
あふれ出る歌詞をうまくメロディーにのせたくて
自身の欲望をコントロールする感じがいい。

【Amazon.co.jp限定】天気の子【特典:CDサイズカード「風たちの声」ver.付】

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2019/07/19
  • メディア: CD




そして、この日のヘッドライナー
RED HOT CHILI PEPPERS
今回のサマソニでいちばん観たかった!
いままでライブに行く機会がまったくなかったんだもの。
いつのまにかベテランになってしまったが、
いつ聴いてもチャレンジングで新鮮な驚きがある。
懐かしい曲の数々に熱くなり、
メンバーたちの仲よさそうな感じに萌える。
バンドはメンバーありきだ、という当たり前なことを再認識させてくれるのだ。
変わらない、でも挑戦し続ける彼らの音楽に酔いしれる。

Stadium Arcadium

Stadium Arcadium

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 2006/05/09
  • メディア: CD




ライブ終わりには恒例の花火! 今年初めて見たのでとてもうれしかった。
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SUMMERSONIC2019  1日目 [音楽]

「SUMMERSONIC2019」
2019年8月16日(金)~18日(日)
幕張メッセ&ZOZOマリンスタジアム
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サマーソニックは、今年で20回目を数え、
10年ぶりの3日間開催となった。
そして、来年は東京オリンピック・パラリンピックの開催時期と重なるため
すでに休止が決定している。
そういう理由や事情も含め、今年はどうしても行きたいと思い、
発売と同時にすかさずチケットを入手した。
個人的には、3年ぶりの参加となる。

同日に開催を予定していた
RISING SUN ROCK FESTIVAL(北海道石狩市)は
台風の影響により中止になってしまった。
場合によっては、サマソニも中止になるかと思いきや
これ以上はないほどの真夏の陽気で無事に開催されて、ひとまず安心。
ただし、BEACHSTAGEは強風の影響により
16日は全日中止となってしまった。
じつは、16日にBEACHSTAGEで見る予定のライブがいくつかあったので、
残念だが、別のステージに切り替えた。
全6会場同時開催、しかも屋内会場もある
フェスならではの強みはこうしたところにある。

というわけで3日間、メッセ会場とスタジアム会場を行ったり来たり、
運動量も魅力もたっぷりのライブデイズを過ごした。


8月16日(金) 快晴

RIRI@Billboard JAPAN STAGE
3年ぶりに行ったら、ステージの名前が変わっていた。
スタジアムに隣り合う半野外ステージは、
ビールを飲みながら参加するのに最適だ。
サマソニ出演4回目の彼女は、まだ19歳だという。
ナイスなルックスに伸びやかな歌声は若さあふれていて、とてもかわいらしい。
バックを固めるバンドは落ち着いた感じで安定のグルーヴ。
今後を期待したい若手実力派といったところだ。
映画「ライオンキング」の日本版オフィシャルソングを手掛けているとは知らなかった。

ライオン・キング  オリジナル・サウンドトラック デラックス版

ライオン・キング オリジナル・サウンドトラック デラックス版

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal Music =music=
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: CD





YUKI@MARINE STAGE
相変わらず、とても不思議な存在感を放ちながら
ふわふわの白い衣裳で登場した。
独特の声とムーヴメントであっという間に世界をつくる。
炎天下のステージには似合わないな、とは思うが
フェスならではの開放感が、彼女の音楽にスケールを添える。
スタジアムの外まで届く音の圧力に包まれ、なんとも心地よい。
ご存じ「JOY」で最高潮に盛り上がり、爽快なパフォーマンスを終えた。

forme (初回生産限定盤) (DVD付) (特典なし)

forme (初回生産限定盤) (DVD付) (特典なし)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ERJ
  • 発売日: 2019/02/06
  • メディア: CD



その後メッセ会場へ戻り、ビール飲みつつぶらぶらしがてら、
RITA ORAを観たが、いまひとつ好みに合わなかった。
個人的な印象としては、too muchというところか。


Michael Monroe@RAINBOW STAGE
名前はもちろん知っているけれど、きちんと聴いたことはなかった。
往年のロックスターというイメージにたがわず、
いかにもロックだぜ、というスタイルで登場。
おおかたシャウトだけれど、よく声が出る。そして跳ぶ。走る。
“ダイブ禁止”のルールもおかまいなしにダイブしまくり、
客と絡みまくり、終始楽しそうなパフォーマンスを繰り広げる。
この瞬間、その場にいるすべての人に楽しんでもらいたいという
意気込みがぐんぐん伝わってくる。
素直でチャーミング。すごいぞ、マイケル。
まさかこの年になって観るとは思わなかった。
何事も、自分の目で見なければわからないことだよ。

ザ・ベスト

ザ・ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/08/02
  • メディア: CD




当初の予定としては、夕方からBEACH STAGEに入り浸る予定だったが、
中止のため、ひきつづきメッセ会場。

始まる前から異常な盛り上がりを見せている
TWO DOOR CINEMA CLUB@SONIC STAGEへ。
コアなファンが多いのか、イントロがかかるたびに大歓声だ。
失礼ながらわたくし、まったく知らなかったのだけど、
楽曲もパフォーマンスも完成度が素晴らしく高く、
いっぺんで好きになってしまった。
クラフトワークやニューオーダーを思わせる
クールなルックスのなかに熱い思いを秘めている。
ステージが進むにつれて高まる彼らのテンションが会場全体を包み込んだ。
そんな出会いがあるからフェスは楽しい。

FALSE ALARM

FALSE ALARM

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: OCTAVE/PROLIFICA INC.
  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: CD



一日目はここで終了。宿に帰ってひとり打ち上げだ。
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年末のライブの話 [音楽]


もうそんなタイミングでもないけれど、とりあえず新年のご挨拶を。
あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬお付き合いをいただければ幸いでございます。
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多摩川からの初日

さて、久しくブログを更新していないが、その間に
イベントが立て続けにあり、
記事を書く時間などまったくないまま年が明けてしまったのだった。
そして松も明けたいまごろ、年末の話をしようとしている。

12月26日(火)は
スガシカオのライブ@EX THEATER ROPPONGIへ。
ここは初めて行ったけれどきれいで広くて快適なハコだった。
今回のライブは、スガの初アジアツアーの最終公演にあたる。
シンガポール、台湾の公演を大盛況で終えて凱旋した
スガは序盤から高めのテンションで飛ばしていた。

前半は「Party People」「19才」などライブでおなじみの
アップテンポなナンバーを繰り出し、会場の温度をどんどん上げる。
なかには、この日にリリースした
「トワイライト★トワイライト」を披露する場面も。
個人的には、ライブではなかなかやらない「夕立ち」を聴けてうれしかった。

そして中盤では「黄金の月」「アシンメトリー」を
ギター一本を携えてじっくり聴かせる。
ていねいな歌い方と繊細な演奏はスガならでは。
シンと静まり返る会場に深い余韻を残した。

後半はライブのど定番「午後のパレード」から、
アッパーなナンバーがたて続き、
ベースの効いた重いリズムに会場全体が揺れた。

バンマスの坂本竜太(ベース)はもちろん、
ギターのDuran、ドラムのSATOKOは以前にも
参加していたメンバーなのですでに親しみがある。
今回初めてみたコーラスのMayaは一見ミスマッチなようだが、
意外にもバンドによくなじんでいた。
ベテランも若手もその差を感じさせないほど一体化するのが
スガのバンドの特徴だ。
バンマスのおかげもあるだろうが、スガの楽曲、そして人柄が
彼らを絶対的にリードしている証ではないだろうか。

ヒット曲満載の大サービスセットリストは以下の通り。
(ナタリーさんから拝借しました)

01. アイタイ
02. Party People
03. 19才
04. あなたひとりだけ幸せになることは 許されないのよ
05. Real Face
06. はじまりの日
07. トワイライト★トワイライト
08. 夕立ち
09. 夜空ノムコウ
10. 黄金の月
11. アシンメトリー
12. アストライド
13. Progress
14. 午後のパレード
15. NOBODY KNOWS
16. 真夜中の虹
17. 奇跡
18. Re:you
19. コノユビトマレ
<アンコール>
20. 愛と幻想のレスポール
21. 91時91分
22. したくてたまらない

THE LAST (初回限定盤 CD+特典CD)

THE LAST (初回限定盤 CD+特典CD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/01/20
  • メディア: CD



****************

さらに12月28日(木)は幕張メッセで行われた
「COUNT DOWN JAPAN」の初日へ。
いうまでもなく、めあてはスガシカオなのだが、
今回はKICK THE CAN CREWのグレイトなパフォーマンスも見逃せなかった。

KICKに関しては、KREVAのソロになってからのライブは
何度か観ていたが、フルメンバーのライブは初めてだったのだ。
飽きるほど聴いていた彼らの音楽を生で聴ける日が来るとは思わなかった。
バンドにしろラップユニットにしろ
仲のいい人たちを見るのがとても好きで、
ステージ上で言葉少なに密なコミュニケーションが交わされるのを
見るにつけ、うれしくなる。
この人たち、仲いいんだよな。夕暮れまで遊び続ける子供たちみたいで。
MCのツッコミ具合やお互いの程よい距離感などは見ていてたいへん好ましい。
個人的には、「イツナロウバ」「sayonara sayonara」のくだりにグッと来てしまった。

KICK! (通常盤)

KICK! (通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2017/08/30
  • メディア: CD




スガシカオは2日前と同じメンバーで
ダイジェストのおまつりバージョンを披露した。
2017年を締めくくるラストのライブらしく
声の限りを絞るような熱唱、汗が飛び散るハイテンションのパフォーマンス、
どれをとってもメーターいっぱい振り切れるほどの全力で、
観ているこちらもテンションは当然上がる。
跳んだり踊ったり揺れたりもまれたりして、汗だくの年末だ。

セットリストは以下の通り。
(ロッキンオンさんから拝借しました)

1. 真夜中の虹
2. 奇跡
3. あなたひとりだけ幸せになることは許されないのよ
4. 愛と幻想のレスポール
5. Progress
6. 19才

この日はほかに、
SKY-HI&THE SUPER FLYERS
あゆみくりかまき
ASIAN KUNG-FU GENERATION
を見た。なかでも、あゆみくりかまきは、
ひじょうに完成度の高いパフォーマンスで驚いた。
歌もダンスもキマッていて、ファンののせかたもとても上手だ。
しかも、ファンのノリが独特でめっちゃ面白い。
これは本当に生でしか味わえない。
こういう機会でなければライブを見ることもなかっただろうから、
貴重な体験になった。いや、面白かった。

反抗声明

反抗声明

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SME
  • 発売日: 2017/12/06
  • メディア: CD




2017年は4日間開催のため分散されて、そのため
全体的に薄まった印象はある。
私が参加した28日がいちばん見どころが少なかったかもしれない。
それでも充分楽しめたからいいのだけど。
いやしかし、最近の若い人たちが好むバンドは全然ピンとこなかった。
そんなもんだろうとは思うが、少し寂しい心持ちもした年の瀬だった。

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東京JAZZ@NHKホール [音楽]


第16回 東京JAZZ “the HALL”
9月2日(土) NHKホール

ことしは夏らしいことをほとんどしていない。
もくもくと仕事をしていて夏休みもまだとっていない。
唯一の、といってもいいイベントが東京JAZZだった。
バンド仲間のT氏の希望でリー・リトナーの出演回を観に行った。

毎年恒例の東京JAZZは、ことしから渋谷開催になった。
昨年までの有楽町とは、やはり雰囲気が違う。
何しろ年齢層の低い街だから、たいそうにぎやか。
加えて、昨今は海外からの観光客も増えた。すなわち
人口密度が高くて歩きにくくてかなわないなか、
なんと駅前からセンター街を演奏しながらパレードするという
大胆な企画を実行したのである。
買い物客や観光客に囲まれつつ、バンドたちは演奏しながら練り練り歩く。
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どーもくん、うさじいも。彼らはめっちゃ人気者だ。

この日の演目は、
◆H ZETTRIO with special guest 野宮真貴
◆アル・ディ・メオラ
◆リー・リトナーGUITAR SUMMIT
with パット・マルティーノ、デイヴ・グルーシン、
デイヴ・ウェックル、トム・ケネディ

一番手のH ZETTRIOは
以前、東京事変のメンバーだったH是都M、
あるいはヒイズミマサユ機の名で活躍していた
H ZETT Mを中心とするピアノトリオ。
ピアノ、ベース、ドラムスというシンプルな構成で
ドライブ感あふれるキャッチーなメロディーを奏でる。
わたくしH ZETT Mには一方的にお世話になったことがある。
今回同行したT氏と一緒にやっていたバンドで
東京事変の「群青日和」をやったことがあるのだ。
シンプルながら凝ったフレーズもあり、弾いていてとても楽しい曲だった。
そんなわけで主に彼のピアノプレイに注目したが、
若さあふれる元気なプレイスタイルで、
時折スタンディングのまま、ノリよく弾きまくっていた。
渋谷開催ということにかけて、
途中で渋谷系代表(?)の野宮真貴が登場してコラボレーション。
おしゃれな音楽を聴かせてくれた。

PIANO CRAZE[EXCITING FLIGHT 盤]

PIANO CRAZE[EXCITING FLIGHT 盤]

  • アーティスト: H ZETTRIO,H ZETT M
  • 出版社/メーカー: apart.RECORDS
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: CD




2番手のアル・ディ・メオラはまったく聴いたことがなかった。
T氏は昔聴いたことがあると言っていた。
クロマティック・スケール(半音階)で有名な人らしい。
すなわち、全部の音を弾くということだったが、果たしてまさにその通り。
今回は「ELEGANT GYPSY 40TH ANNIVERSARY ELECTRIC TOUR」とのことだが、
40年たってもまるで変わらず、ガンガン弾きまくっていた。
早い時期にスタイルが確立していて、それをキープしているのだ。
良くも悪くも変わらないってすごいと思う。

エレガント・ジプシー(期間生産限定盤)

エレガント・ジプシー(期間生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/04/27
  • メディア: CD




3組目のリー・リトナーはフュージョン界のギター・ヒーロー。
ギター好きな人たちのあこがれの存在だ。
テクニックはもちろん、ていねいに楽しみつつ弾く姿がじつに素敵だ。
鍵盤のデイヴ・グルーシンと奏でるメロディー、
同じくギタリストのパット・マルティーノと呼吸を合わせて生み出す
珠玉の音楽は、体験する価値が存分にある。
今ここでしか聴くことのできない音楽、という思いがした。
ジャズといえばインプロヴィゼーションが多いので当然なのだが、
本当にそのときどきで演奏が変わるため、印象もその都度ちがうものになる。
同じ曲でも、聴くたびに新鮮。だからジャズって面白いのかもしれない。

キャプテン・フィンガーズ(期間生産限定盤)

キャプテン・フィンガーズ(期間生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD



プラチナム・ベスト リー・リトナー

プラチナム・ベスト リー・リトナー

  • アーティスト: リー・リトナー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2013/10/23
  • メディア: CD




ライブ帰り、渋い居酒屋で飲んでいたら
観てきたばかりのH ZETTRIOがテレビに出ていて面白かった。
渋谷開催は成功なんだろうか?
来年はまた有楽町に戻ることになるのかもしれない、とふと思った。

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スガシカオ@さいたまスーパーアリーナ [音楽]


「スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~」
2017/5/6(土)
さいたまスーパーアリーナ

大型連休後半の土曜日は、さいたまスーパーアリーナへ。
初めて行ったときは遠いと思ったけれど、
さいきんではすっかり慣れた道だ。
今回は、スガシカオのデビュー20周年を記念するイベント。
主催者であるスガと交流のあるアーティストたちを中心に、
バラエティ豊かなアーティストたちが出演した。


13時スタートの一番手は怒髪天。
汗臭さと中年の悲哀が漂う演歌ロックは趣味じゃないけれど、嫌いでもない。
気軽に見るにはうってつけだ。
しかし、長丁場のイベントの悲しいところで、
最初のステージはまだ客がまばら。
少々さみしい観客を相手にテンションも今一つ上がらない様子だった。
終盤で、主催のスガを呼び込んで、「夜空ノムコウ」を合唱。
「さいたまスーパーアリーナで、スガシカオとカラオケをしています」との
トークに会場が沸く。
ゆるっとほんわり、会場を温めてくれた。

赤ら月(初回限定盤A)(DVD付)

赤ら月(初回限定盤A)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2017/05/24
  • メディア: CD



赤ら月(初回限定盤B)

赤ら月(初回限定盤B)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2017/05/24
  • メディア: CD



2番目はTHE BACK HORN。
ギターの栄純はサマソニのステージで
スガのバンドメンバーだったからよく知っているが、それ以外はまったくわからず。
こういう音楽だったのか!と初めて知った次第。むむ、微妙だな。

あなたが待ってる (初回限定盤)

あなたが待ってる (初回限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2017/02/22
  • メディア: CD




3番目、UNISON SQUARE GARDENも特に関心なかったので、
休憩タイムと称して会場を出てビールを補給。
お、そういえば鹿野淳のDJも観たぞ。
相変わらず熱い男だな。やり手のオーガナイザーだが、
そこらにいる兄ちゃんと変わらないところがある意味魅力的なんだ。

その後になぜか、ふなっしーが登場。
スガと交流はなく、なぜ出演しているのかはわからんが、
生ふなっしー、思った以上に動きが激しくて笑えた。
会場のテンションもおかしな感じに上がっていて面白い。

そしてRADIO FISH。
じつは好きなんだよね。
踊る人は基本的に好きだし、確信犯的なパフォーマンスが面白い。
中田あっちゃんは、スガとはお友達だそうだ。
パフォーマンスの完成度が高く、さすがテレビの人たちという感じでした。

PERFECT HUMAN(TYPE-A)(DVD付)

PERFECT HUMAN(TYPE-A)(DVD付)

  • アーティスト: RADIO FISH,RADIO FISH,JUVENILE
  • 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD



WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

WORLD IS MINE(Type-A)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
  • 発売日: 2016/10/12
  • メディア: CD



で、なぜか(笑)稲川淳二の怪談。
たしかに面白いんだけど、怪談はだだっぴろい場所で聴いても
まったく怖くないということがわかった。
恐怖感は、表情や声色、その場の雰囲気などに起因するものなのだ。

そして第一部のラストは、Mr.Children。
ミスチルのライブは2007年9月9日の横浜国際競技場以来で、
じつに10年ぶりであった。
過去の記録を紐解くと、今回が11回目になる。
桜井くんはスガの友達で、お互いに影響を受け合ったりしているそうだ。
そんな桜井くんはスガのコスプレで登場して、会場を沸かせる。
「fanfare」「跳べ」「Tomorrow never knows」「終わりなき旅」など、
最近まったく聴いていないわたしもよく知っている
(しかもフルコーラス歌える)曲ばかりやるので、思わずテンションが上がる。
終盤でスガを呼び込んで、「ファスナー」を! やるのか!
いや、鼻息荒くなりました。
スガっぽくて、だけどはっきりとミスチルの音楽で、すばらしかったです。

ヒカリノアトリエ

ヒカリノアトリエ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2017/01/11
  • メディア: CD




メインはやはり第二部で、スガ出ずっぱり、
濃密なメンバーが入れ替わり立ち替わりの
めくるめくパフォーマンスが繰り広げられた。
まずは、ハウスバンドkokuaの「夢のゴール」。
さすがの安定感。ぴたりと耳に吸い付くような演奏が心地よい。

Progress

Progress

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: CD




そして、SKY-HIが登場。っていっても
知らない人だったんだけど、ラップが上手だね。
比較的、年齢層の高いアーティストたちのなかで唯一、
はつらつとしたパフォーマンスが新鮮だった。



Silly Game(DVD付)(Documentary盤)

Silly Game(DVD付)(Documentary盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: avex trax
  • 発売日: 2017/05/31
  • メディア: CD



お次は、スガンプーユなるユニット。
メンバーは、スガ、山村隆太(flumpool)、高橋優。
正直言って、スガ以外のメンバーはあまり好みでなく、
どうなんだろうかと思ったが、意外に良かったです。
歌はいまいちなので、ハモるとちょっと微妙だけれど、
ギター3本の演奏はなかなか良いものだった。
福山雅治の「家族になろうよ」をカバーしたくだりには、
ちょっとほろりとしました。
この曲が今回のイベント全体を象徴しているようで、感慨深い。
フェスの出演者全員が今後、
スガのファミリーとなっていくような予感をさせたのだ。

ラストコール 初回限定盤CD+DVD

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高橋優 BEST 2009-2015 『笑う約束』(通常盤)

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  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/07/22
  • メディア: CD




そして、紅一点の水樹奈々。
わたしの周りはどうやら彼女のファンだらけだったらしく、
異常な盛り上がりを見せていた。声優のファンは熱いぜ。
独特の振りなどがあって、そんな彼らを観ているのも楽しかった。
しかし、水樹奈々の歌唱力、声量には圧倒的で、
一瞬で会場全体を制してしまう。本当にすごい。
全身に彼女の思いを浴びたようだった。

タイトル未定 劇場版アニメ「魔法少女リリカルなのはReflection」主題歌

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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その次はスガのお友達バンド、ポルノグラフィティなんだが、
わりと盛り上がっていたのだけど、まったく興味ないので、一歩ひいて観戦。
スガの楽曲のメドレーは面白かったけれどね。

そしてイベントのラストを飾るのはもちろん、スガシカオだ。
セットリストは、以下の通り。
・アイタイ
・Real Face
・ドキドキしちゃう
・91時91分
・アストライド
・奇跡
・Re:You
・19才
・したくてたまらない

ライブのど定番ばかりをもってきた。これは、テンション上がるね!
アップテンポなナンバーのなかに、「アストライド」を差し込むあたり、
スガの20年のキャリアに裏打ちされた自信を感じる。
今日ここまで来られた自分のすべてを出し切る覚悟、
そしてそれを見守ってほしいという願いが混ざったようなメッセージが伝わる。
ラストの「したくてたまらない」では、アリーナの外周を人力車で回る。
アリーナ後方の右端にいたので、30センチの距離で観たったよ!

そして本当のラストには、
出演者全員がステージに上がり、スガの20周年を祝う。
最後までみんな残っていたことに驚き、感動した。
さらには、スガの感謝の言葉に胸がつまる。
一度はメジャーレーベルから外れインディーズとなったけれど、
再びメジャーシーンへ上がってきて、今ここにいること。
今まで支えてきてくれた人たちに恩返しをしたいということ。
そんな言葉を聴いて、デビュー以来20年、
聴き続けてきてよかったな、と思う。

音楽なんて世の中にあまたあるし、そのなかで
好きな音楽を見つけて移ろうのも自由だ。
わたしも実際スガだけを聴いているわけではないし、
むしろスガ以外の音楽を聴いている時間のほうが圧倒的に多いけれど、
やはり、彼の音楽が好きだとあらためて感じた。
独特な世界観、歌詞とトラックのバランス、歌声も好きだ。
そういえば、さいきんスガの歌は驚くほどクリアになってきた。
一時期のガサガサしたシャウトはほとんどない。
歌自体をきちんと聞かせてくれるのは、何よりもうれしいものだ。

大きな会場で大勢と盛り上がるのは楽しい。
だけれど、小さなハコでぐらんぐらん揺れるような濃密なライブが好きだ。
今後はどんなステージを見せてくれるんだろうか。
いや、その前にチケットとれるのか? 争奪戦を勝ち抜くべく、頑張ろう。


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スガシカオ@豊洲PIT [音楽]


SUGA SHIKAO LIVE TOUR 2016 「THE LAST」~ENCORE~
10/21(金)
豊洲PIT

スガのワンマンライブは、驚くことに
2013年9月28日のZepp Divercity以来で、
それから3年の間はJ-WAVE LIVEとCOUNTDOWN JAPANと
サマソニしかチケットが取れなかったのだった。
今年6/24にkokuaのライブは観たけれど、
スガ名義ではないのでノーカウントとする。
今回は、おそらく豊洲PITのアクセスがよろしくないため
敬遠されて、チケットが取りやすかったのだと思う。
わたしは職場から近いので、逆にラッキーだった。


久々のワンマンは、やっぱりテンション上がるよ。
オープニングは「赤い実」。いきなり濃厚なナンバーで
会場の温度が一気に上がる。
次いで「19歳」、そして
最新アルバム「THE LAST」からのナンバーが
次々に繰り出され、なんとも豪華なセットリストに酔いしれた。
今回のアルバムは完成度が恐ろしく高くて
(小林武史プロデュースの功績は、かなり大きい)、
ライブでどう再現するのかものすごく楽しみにしていたのだが、
予想以上にライブ向きの曲ばかり、という印象を受けた。
「真夜中の虹」「アストライド」は感動!
「おれ、やっぱ月に帰るわ」「愛と幻想のレスポール」は
歌詞のテンポと重めのビートの絶妙なバランスが楽しい。
また、「ふるえる手」の独特な世界観には、スガの新境地を感じた。

さらには、来年デビュー20周年を迎えることを記念しての
「20周年感謝のわくわくメドレー」が楽しかった!
デビュー曲の「ヒットチャートをかけぬけろ」から、
初期のアルバムの曲など、レアなナンバーが聴けてめちゃくちゃうれしい!
何曲歌えるかな、とスガは言ったけれど、
わたくし全曲歌えてしまったよ(自慢)。

そして、今回のツアーで封印するという「夜空ノムコウ」を演奏。
あらためて、しみじみいい曲だと思う。
それに、つくづくギターが上手い。歌も魅力的だ。
ひところ、ガッサガサの声でシャウトばかりしていたけれど、
ここ数年はとてもていねいに歌っていて、気持ちよさそうだ。
そういえば、この日は定番の「progress」をやらなかったか。

スガの音楽の最大の特徴は、その独特な歌詞にあって、
彼自身の経験や思考から生まれてきたリアリティーが
リスナーを惹きつける。
わたしたちの住む世界と地続きで、決して
ファンタジーに逃げ込むことはない。
街に住む人々の不安、日常的ないらだち、
そうした感情をもちながらも生きていく
わたしたちと同じ目線で語られる歌詞は、いつでも
心にそっと寄り添い、ゆさぶるのだ。
そんなスガの音楽を聴き続けて、約20年とは早いものだ。
来年5月には、スガフェス開催決定!
すでにチケットは入手済みだ。
さて、どんな試みをみせてくれるのか。
今からわくわくしながら待っている。


THE LAST (初回限定盤 CD+特典CD)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/01/20
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Progress

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: CD



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「SUMMER SONIC 2016」その2 [音楽]

「SUMMER SONIC 2016」
8/20(土)21(日) QVCマリンフィールド&幕張メッセ


2日目。
メッセ会場から。
まずは会場全体を徘徊して、ブースをのぞいたり、ビール飲んだり。
ss2.jpg
ふらりとRAINBOW STAGEをのぞくと、
スタンディングドラムとギターという変な編成のバンドがいた。
「SLAVES」というのだそう。
初めて聴いたけれど、パワフルでおもしろかった。


ss3.jpg


MAYER HAWTHORNE @MOUNTAIN STAGE
照明が落ちて音楽が流れると、
ステージ中央でグラスを傾けるおしゃれな男性が
やおら立ち上がり、マイクへと向かう。
その男は、MAYER HAWTHORNE! 小粋な演出が憎いね。
現代にクラシック・ソウルをよみがえらせた彼の音楽は、
古いのか新しいのかよくわからないけれど
完成度はひじょうに高く、聴きどころをきちんと押さえている。
TEARS FOR FEARSのカバーや、
昨年はTUXEDOで聴いた「Do it」なども演奏してくれた。
会場全体が心地よいグルーブに包まれ、思わず体も揺れる。
大人の音楽の時間を堪能した。

Man About Town

Man About Town

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Bmgri
  • 発売日: 2016/04/08
  • メディア: CD




METAFIVE @SONIC STAGE
メンバーがすごいよ。
高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井。
日本の音楽の最先端を突っ走る人たちによって結成されたユニットで、
2014年から活動しているそうだが、全然知らなかった。
音はピコピコ系のシャレオツな感じで、めちゃくちゃカッコいい。
ステージを彩るVEもおもしろくて、見入ってしまった。

METAHALF

METAHALF

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/11/09
  • メディア: CD




THE YELLOW MONKEY @MARINE STAGE
再結成したのだそうです。
吉井和哉のライブは何度かみたことがあるが、
THE YELLOW MONKEYははじめてである。
ほおお、こういうメンバーだったのか、と今頃知った次第。
オープニングに流れたのは、まさかの♪ル~ルルル~
なんと、由紀さおりが登場したのだ。
そして吉井和哉が現れ、
ふたりで「夜明けのスキャット」をデュエットという
サプライズな演出に、会場もどよどよしていた。
「新人バンドです!」なMCを交え、「BURN」「楽園」
「SPARK」といった代表曲から新曲までを披露。
そして最後には、「JAM」。
イントロが流れ始めるとものすごい歓声があがった。
THE YELLOW MONKEYはこれからどこへ行こうとしているのだろう。
再結成したからには、新たな面を見せてくれることを期待したい。

MOTHER OF ALL THE BEST

MOTHER OF ALL THE BEST

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アリオラジャパン
  • 発売日: 2013/12/04
  • メディア: CD




サカナクション @MARINE STAGE
最近の人気バンドなので
アルバムは2枚くらい聴いたけれど、じつはピンとこなかった。
文学的な歌詞もメロディもよいのだけれど、
印象としてはスマートすぎてひっかかるところがない。
休息と席確保のために成り行きでみたのだが、
やはりつかみどころのない音楽だと感じた。
オーディエンスをあおるフロントマンのパフォーマンスは
すごかったのだけれど……。

懐かしい月は新しい月 ~Coupling & Remix works~ (Blu-ray付き初回限定盤)

懐かしい月は新しい月 ~Coupling & Remix works~ (Blu-ray付き初回限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2015/08/05
  • メディア: CD




RADIOHEAD @MARINE STAGE
待ちに待ったRADIOHEAD。
フルメンバーをみるのは2008年のさいたまスーパーアリーナ以来だ。
ステージは「Burn The Witch」で幕を開け、
ニューアルバムの収録曲が次々に演奏された。
アップテンポの曲はあまりなく、どちらかといえばゆったりとした選曲。
すわってまったりみるのにふさわしい。
トムは時折、「ありがと」「どーも」なんて短い日本語を話したり、
キャハハッと笑ったり、ご機嫌な様子だった。
ソロ名義のライブとは、やはり雰囲気が違う。
メンバーがいると安心するのだろうか。
過去のナンバー「2+2=5」「Airbag」など、また
耳なじみの「Lotus Flower」なども披露。
そして、アンコールでは
みんなが待ち焦がれていた「Creep」を、意外なほど淡々と演奏した。
フェスにあるまじき20曲以上のフルセットは
なんとも贅沢で幸せな時間だったけれど、もうおなかいっぱい(笑)。
ライブ終わりには、お決まりの花火がどどーんとあがって、
ことしの夏も無事に終わりました。

ア・ムーン・シェイプト・プール

ア・ムーン・シェイプト・プール

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
  • 発売日: 2016/06/15
  • メディア: CD




今回は、それほどみたいアーティストが多くなかったので、
ゆるゆる行こうと思っていたのだが、
結果的にはずいぶんみてしまった。
一日に5~6本もライブをみると、やはりさすがに疲れる。
来年こそは体力温存でいこう、と思いつつ会場を後にした。
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「SUMMER SONIC 2016」 その1 [音楽]

「SUMMER SONIC 2016」
8/20(土)21(日) QVCマリンフィールド&幕張メッセ


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毎年夏のお楽しみ。
ことしはRADIOHEADとUNDERWORLDの出演が決まった時点で
絶対行く!と決めたのだった。
それにしても悩ましいのが、みたいアーティストの
ステージが重なっていること。
MARK RONSONもLARRY GRAHAMもみたかったけど、
まさかのRADIOHEADの真裏ですから、あきらめました……。



1日目の朝は大雨だった。
野外のステージばかりみる予定だったので
このままずっと雨だとしんどいなあ、と
なかばユウウツな気分で出発したら、途中から
どんどん晴れてきて、会場に着いたころには真夏の陽気!

1発目!
星野源 @MARINE STAGE
マリンステージに飛び込んだ瞬間、始まった。
きたよ、さわやかな好青年。
焼けるような日差しのなか、
ニコニコしながら楽しそうに歌い踊る姿が、とてもかわいらしい。
「夢の外へ」「SUN」「Crazy Crazy」などなど、
好きな曲ばかりで、一緒に歌ったりして。
みている人も、みんな笑顔になる。楽しいステージだった。

YELLOW DANCER (通常盤)

YELLOW DANCER (通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: CD




cero @GARDEN STAGE
真夏に似合う、ソウルフルな音楽。
マットな声は官能的で、耳に心地よい。
フルートの清涼感あふれる音色もよかった。
海からの風もさわやかに……と思ったら、時折雨も降る。
でも、わりとすぐにやんで、虹も見えた。
野外で聴く「SUMMER SOUL」は最高だった。

Obscure Ride 【通常盤】

Obscure Ride 【通常盤】

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: カクバリズム
  • 発売日: 2015/05/27
  • メディア: CD



ハナレグミ @GARDEN STAGE
8年ほど前からこの人の音楽を聴いているのだけれど、
ライブは初めてなので、ほんとうに楽しみにしていた。
何しろ、声がいい。トークも軽妙だ。
そして、得も言われぬグルーブ。
あまりにも心地よすぎて、途中で激しく降ってきた雨もなんのその、だ!
ラストの「おあいこ」がすばらしかった。
ずるいのは、彼だよ。

深呼吸(初回限定盤)

深呼吸(初回限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD



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ALESSO @MARINE STAGE
小休止のためマリンフィールドに戻る。
ビールのみながら屋台で買ったカオマンガイ(旨!)を食べつつ、
横耳で聴いていたのだけれど、
EDMの威力はほんとうにすごい、と驚いた。
場を圧倒する音量と暴力的なビートに
あっという間に飲み込まれてしまう。
眼下に揺れるスタンディングの波が恐ろしいくらいシンクロしていて、
ぜんぜんみるつもりじゃなかったけれど、
貴重な瞬間に立ち会ったような気がした。

Forever

Forever

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Def Jam
  • 発売日: 2015/05/26
  • メディア: CD




UNDERWORLD @MARINE STAGE
20年ほど前から、新譜が出るたびに
必ず聴いているが、ライブははじめて。
一生に一度は体験したいと思っていた。
エレクトロはそれほど好きではないのだけれど、
この方たちは別格なのです。
アートワークも素晴らしいし、プロデュース力が半端なくすぐれている。
そのパフォーマンスを直で観てみたい、とずっと思っていた。
シンセが置かれたきりのシンプルなステージから
繰り出される音楽は完璧に練り上げられていて、
めくるめくワールドにどっぷり浸る。
ニューアルバムから「I Exhale」「If Rah」を演奏、
つづいて「Two Months Off」。
最新のナンバーに過去曲も盛り込んだ、
サービス精神旺盛なセットリストだ。
ラストは「BORN SLIPPY」!
最高潮に盛り上がったところでステージの上空に花火!
これ以上のパフォーマンスはないだろう。
いやあ、コーフンしました。

Barbara Barbara, we face a shining future

Barbara Barbara, we face a shining future

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Astralwerks
  • 発売日: 2016/03/18
  • メディア: CD





上原ひろみ×熊谷和徳 @GARDEN STAGE
途中からでもぜったいみたかった、どちらかといえば熊谷和徳を。
和くんのステージをみるのは、4回目だ。
一時期は頻繁にライブをやっていたけれど、
New Yorkに移住した後は、あまりやっていなかったかな。
そんなわけで、お久しぶりです♪
ジャズピアノとタップという組み合わせを
斬新だと思う人はすくなくないだろう。しかし、
タップはダンスというより、音楽そのものなのだ。
過去に何度かステージをみているが、そのたびに
あれほど自然に音楽を奏でる体はみたことがない、と思っていた。
選曲がよかった。ガーシュウィンだもの。
上原さんが弾いて、和くんが踏む。
ジャズの真骨頂、インプロヴィゼイションの極み。
あまりにもステキすぎて、めまいがした。
そこにゲストとして参加したのは、なななんとハナレグミの永積くん。
上原さんがお願いして急遽出演が決まったとのこと。
夜空に響く永積くんのスイートヴォイスに
上原さんのドラマティックなピアノ、和くんのタップが絡み、
もう、言葉にならないくらいすばらしかった。
このままずっと続けばいい、と思ったほど幸せな時間だった。
いいものみたなあ!

SPARK(初回限定盤) SHM-CD + DVD

SPARK(初回限定盤) SHM-CD + DVD

  • アーティスト: 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/02/03
  • メディア: CD




余韻がなかなか冷めないまま、会場を後にして、宿へ。
2日目につづく☆
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kokua@NHKホール [音楽]

kokua Tour 2016 「Progress」
6/24(金) NHKホール

NHKのドキュメンタリ番組「プロフェッショナル」の
テーマソング「Progress」を演奏しているのがこのバンド、kokuaだ。
シンガーソングライターのスガシカオがヴォーカルを務め、
武部聡志、小倉博和、根岸孝旨、屋敷豪太という
日本の音楽業界をリードするベテランメンバーにより構成される。
しかし、番組のテーマソングのために結成された
バンドであるため、コンスタントな活動はしていない。
というわけで、10周年にあたる今年、初めてのアルバムをリリースし、
初めてのライブツアーを行った。
今回は、そのファーストツアーの最終日にあたる。

kokuaの楽曲は、アルバムに収録されたたった12曲。
それだけでライブが終わるわけはないので、
そのほかにスガのオリジナル楽曲とカバー曲が披露された。
幕開けはインストゥルメンタルの「BEATOPIA」。
次いで、早くも「Progress」が演奏され、会場のテンションが一気に上がった。
引き続いて、バンドメンバーが1曲ずつ持ち寄ったという
アルバム収録曲が、制作時のエピソードとともに披露された。
ジャンルや経歴などもさまざまな彼らの個性が発揮されていて、
ヴァラエティゆたかで聴いていて飽きない。
しかも、メンバー自身がじつに楽しそうに演奏していたのが印象に残った。

スガのソロ名義のライブなら、こうはいかない。
どちらかというと悪ガキがそのまま大人になったような
やんちゃなメンバーの集まりのようなバンドだから、
荒っぽくて、非常にスリリングだ。
それに対してkokuaのライブは、
スガの言葉通り、「大人のライブ」。
余裕があって、品格を備え、安心して聴いていられる。

なかでもカバーコーナーで演奏した
Simply Redの「Stars」がとてもよかった。
正直言って英語の発音は全然ダメなんだけれど、
歌に乗せればそれなりに聞こえるのが不思議だ。
Simply Redのドラマーだった屋敷豪太が
ミック・ハックネルに直々に許可を求めたそうだ。
いつになくていねいに歌うスガは、とてもいい顔をしていた。
最近はシャウトしている場面のほうをよく観ていたこともあって、
久しぶりに彼の歌をうまいと思った(笑)。
表情、緩急のつけかたは、やはりさすがだ。あらためて。
それにしても、まさかスガがこの歌を歌うとは。
昔大好きでよく聴いていた歌だったから、なおさらうれしい。
また、井上陽水の「青空、ひとりきり」もすばらしかった。
今まで見たことのないスガの世界が開かれてゆく様を見た思いがする。

ベテランがそろったバンドの音は、
練れていて大変聴きごたえがあった。
なかでも若いころから好きだった屋敷豪太の演奏には、はっとさせられた。
ずいぶん前から知っていたのに、ライブで聴くのは初めてかもしれない。
リムの使い方やちょっとしたブレイクのフレーズなどが、
いちいちおしゃれで大変スマート。
さすが、世界の屋敷豪太という感じだった。

「またこのメンバーでやりたい」と何度となく口にする彼らは
いずれまた、このステージに戻ってくるのだろう。
次は20周年の時になるか?
いや、それまで待つ必要はないのではないか、という
予感をにおわせてライブは締めくくられた。

<セットリスト> ※ナタリーさんからいただきました
01. BEATOPIA
02. Progress
03. 幼虫と抜け殻
04. オバケエントツ
05. 愛について
06. 1995
07. 黒い靴
08. 道程
09. kokua's talk 2
10. 街角
11. Stars
12. Everytime You Go Away
13. 青空、ひとりきり
14. 私たちの望むものは
15. Music Train ~春の魔術師~
16. Blue
17. コノユビトマレ
18. 午後のパレード
19. 夢のゴール
アンコール
20. 砂時計
21. Progress


Progress

Progress

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: CD



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