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連休文化活動 佐倉にて [アート]

人の多い場所が苦手なので、
連休だからといって特別出かけることはない。
だけど、こんなときにしかできない
ちょっとした遠出をしようと思って選んだのが
DIC川村記念美術館だ。

DIC(旧:大日本インキ化学工業)が運営する美術館で
印象派からモダンアートまでヴァラエティ豊富なコレクションを有している。
実をいうと、できた当初(1990年!)から
気になっていたのだが、千葉の佐倉という、
都心からだいぶ離れたところまで行く機会がなかなか持てなかった。
というわけで、今回思い切って行ってみたのだが、
ほんとうに気持ちのいい場所で、
今まで足を運ぶことがなかったことをちょっぴり後悔した。

美術館はもちろんだがロケーションもすばらしく、
訪れるだけでも心地よい。そんな場所はそれほど多くない。

京成佐倉からシャトルバスで30分くらい、田園風景のなかを行く。
そうしてたどり着いたのは、広大な土地に忽然と現れる
西欧の館を思わせる建物だ。
中に入れば天井が高く、ゆとりのある空間が広がっていた。
絵画をはじめとする美術品の展示もゆったりとしていて、開放感に満ちている。
混雑のストレスを感じながら鑑賞する
都内の美術館とはまるで違う。
そこにいるだけでリラックスできる、とても贅沢な場所だ。
川村記念美術館.jpg

展示されている作品は貴重なものが多く、たとえば
レンブラントの《広つば帽を被った男》をはじめ、
カンディンスキーやピカソ、ルノワール、モネなど
錚々たる作家の作品がひっそりと立ち並ぶ。
また、フランク・ステラという作家の
モダンアート作品も多く、これまで観たことのない作風に刺激を受けた。

広大な敷地を誇る庭園もすばらしい。
白鳥のいる池を中心に、ツツジや桜、
その他さまざまな樹木が植えられていて
緑豊かななかを散策するのも楽しかった。
おそらく季節によってさまざまな表情を見せてくれるのだろう。
今度は桜の咲く時期に訪れてみたいと思った。
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レストランも評判が良いのだが、
ゴールデンウイーク中とあって、さすがに混んでいて
あきらめてしまった。
平日に再チャレンジしたいところだ。

<DIC川村記念美術館オフィシャルサイト>
http://kawamura-museum.dic.co.jp/

帰宅途中、スカイツリーに寄り道。
初めて近くで見たが、やはりでかいね、これは。
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