フリペ天国 [メディア]
東京に住んでいてラッキーだと思うのは、
フリーペーパーが異常なくらいたくさんあること。
鉄道系、クーポン系、CDショップ系ほかもろもろ、
定期的にチェックしているものを数えるとどのくらいになるのか
自分でもわからないくらいである。
最近おもしろいと思うのは『R25』。
なんと60万部突破しているという(「zassi.net」花田紀凱氏の中吊り批評より)。
これはすごいよ。
雑誌でもこれだけの部数を出すのはたいへんなことである。
しかも、ページ数はすくないながらも、
そこらの週刊誌よりもずっと中身が濃く、充実している。
ターゲットは25〜34の男性ということだが、
女の私が読んでも問題なく、興味深い記事が多い。
マーケティングの確かさ、フットワークの軽さは、さすがリクルート。
タイトなスケジュールでこの内容をこなすのに、
どれだけのスタッフを抱えているんだろう。
2/24号No.33は、表紙とインタビューをなんと3種類のバリエーションで展開!
しかけの巧さに、見事にやられました。
これからもがんばって続けて欲しいと思います。
鉄道系で注目しているのは
『メトロポリターナ』(産経新聞社)と
『メトロミニッツ』(スターツ出版)の二大対決だ。
おっと、東京メトロの『メトロガイド』もあったっけ。
前者2誌は女性誌系、OLちゃん大喜びな誌面づくり。
グルメや映画など、私も大好物の企画が盛りだくさんで、
仕事中につい食い入るように読んでしまう。
一方、『メトロガイド』は東京観光案内に近いかな。
名所旧跡や季節のイベントなどを網羅して、老若男女に受け入れられるつくり。
各誌ともそれぞれ個性があるので、毎月楽しみなんです。
ほかにも、CDショップのフリーペーパーに関しても、
雑誌に負けない情報量で、しかもタダとくりゃ、読まないわけにはいかない。
おかげですっかり雑誌を買わなくなってしまった。
雑誌が売れない原因も、そこにあるのだろう。
出版の仕事に携わっている以上は
活字が売れないと困ってしまうのだけど、
メディアのかたちが多様化している状況を考えると、
おもしろければ何でもアリだと思う。
情報なんて、タダで得ようと思えばいくらでもできる。
インターネットもあるしね。
そして、ブログを始めた今日この頃、
いわゆる「プロ」ではない人たちの発信する情報の力を
考えずにはいられない。
発信する側と受け止める側の境界なんて、
もはやなくなってしまったのかもしれない。
今日は!
フリーペーパーってそんなにあるんですか!
知らなかったです。No33って淡麗とのコラボですか?
電車の吊り広告で見て、表紙が3種とあって面白い事するなって。
雑誌の方が売らなきゃいけないので内容が
似たり寄ったりになってしまっているのは残念な事です。
ブログでひょんなことから「そんな事があるんだ!」いう発見は多く
>いわゆる「プロ」ではない人たちの発信する情報の力
侮れないですよね。
でも、プロの方でも仕事上では書けない事も
ブログなどで書ける事もあるかもですね。
lucksunさんも貴重な情報を下さるお一人です♪
by (2005-02-28 23:43)
kanonさん、ありがとうございます!
こちらこそ、kanonさんの言葉にいつもはっとさせられます。
「R25」No.33は、おっしゃるとおり
麒麟淡麗の色に合わせて展開したようですね。
この効果はかなり大きかったみたいですよ。
ところで、この記事はもしかしたら
東京以外の人にはとっても不親切だったかもしれませんね。
逆に、遊びに来たときの楽しみにしてもらえるとうれしいんですけど。
by lucksun (2005-02-28 23:55)