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「アナと雪の女王」 [映画]


「アナと雪の女王」 (2013)
FROZEN
アメリカ
2014/03/14公開

監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
原案:アンデルセン『雪の女王』
音楽:クリストフ・ベック
声の出演:クリステン・ベル、イディナ・メンゼル
     ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド

ディズニーアニメを観るのは、
「塔の上のラプンツェル」(リンクはブログ内の記事)以来。
キャラクターものにはあまり興味はないが、
プリンセスものはわりと好きだ。
アカデミー賞で主題歌賞を獲得した歌がとても良かったこともあり、
2D字幕版を観ることにした。


北国アレンデールの王の娘エルサとアナは仲の良い姉妹だった。
エルサは生まれつき、触れたものを凍らせてしまう
魔法の力を持っていて、アナと遊んでいるときに
トラブルでアナを危険な目に遭わせてしまう。
エルサはその後、力をコントロールできるようになるまで
何年も部屋に閉じこもることになった。
エルサとアナはそのまま顔を合わせることなく成長していく。
そんなあるとき国王夫妻が海の事故で亡くなり、
エルサは女王として王位を継ぐことになった。
戴冠式のパーティーでエルサは
力をコントロールすることができず、
魔法の力を持つことを知られてしまう。
そしてひとり北の山へと向かい、
氷の宮殿を築き上げ、閉じこもった。
エルサの魔法で凍りついた王国を救うため、
アナは北の山へと向かう――。

冷たく危うい氷の描写がまず素晴らしい。
アニメーションの表現力は、
いったいどこまで進化するのかと思わずにいられない。
リアルであると同時にファンタジックで、
冒頭から思わずぐっと惹きこまれる。
雪山や海、城といった
風景はもちろん、人物描写も魅力的だ。
アナとエルサの子ども時代、
愛嬌たっぷりのトロールたち、
雪だるまのオラフやトナカイのスヴェンなど、
メインでないキャラクターまでじつによく描かれている。

音楽に関しては、
エルサが雪山に向かいつつ歌い上げる「Let it go」をはじめ、
劇中で歌われる楽曲がどれも印象的で耳に残る。
というか、耳について離れない。
さすが、ディズニーの底力。
なかでも、雪だるまのオラフの歌がチャーミングで気に入った。

本作のメインである映像と音楽を、
ストレスなく楽しめるように、
ストーリーはとてもシンプルにまとめられていた。
エルサの凍った心を溶かすのも、
凍った王国を救うのもまた“真実の愛”であるということ。
普遍的なメッセージであるからこそ、観る者の共感を呼ぶ。

王女であるにもかかわらず、
やんちゃで無鉄砲なアナの人物設定も良かったのではないか。
笑顔一つ見せないエルサとの対比が効いていたと思う。

吹き替え版では、
エルサを松たか子、アナを神田沙也加が演じ、歌も歌っている。
松たか子の「Let it go」がまたすんばらしいので、こちらも観てみたい。


<オフィシャル・サイト>
http://www.disney.co.jp/movies/anayuki/
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コメント 3

ameya

今話題になっている映画ですね。
とっても興味ひかれます。
松たか子さんの歌もすごい迫力!!
by ameya (2014-04-03 10:32) 

ミホ

飛行機の中で吹き替え版を見ました。楽曲がキャッチ―で良かったですが、その中でも「Let it go」は聞きごたえありましたね。松たか子さんの歌も良かったけど、オリジナルも聞いてみたくなりました。
ただ、ストーリーはちょっとシンプル過ぎだったかなぁ~なんて個人的には思いました。
by ミホ (2014-04-05 12:30) 

lucksun

>ameyaさん
今すごい話題ですよね。
毎日のようにどこかで主題歌を聴いているような気がします。
松たか子さんの歌は迫力ありますねー。
これほど歌える人だとは知らなかったので、
初めて聴いたときはびっくりしました。
映像も素敵なので、ぜひぜひ~。


>ミホさん
吹き替え版をご覧になったんですね。
日本語のほうがすんなり入ってくる気がしますが、
オリジナルのほうがやっぱり自然な感じがするかもしれません。
ストーリーはたしかにシンプル過ぎかも。
大人が観るには、もうひとひねりあってもよかったかなあと
思いました。
by lucksun (2014-04-05 14:17) 

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