スガシカオ＠NHKホール [音楽]
SUGA SHIKAO
“FUNKASTiC SUMMER 2010”
7／1（木） NHKホール
思うようにいかないことはままあるもので、
切羽詰まったり煮詰まったりしている今日この頃。
それでもライブには行く。
シビアすぎる現実から逃げまくりたい。
こんなときこそ、音楽を好きで良かったと思う。
音楽がなかったら……そんなこと、考えるだけで恐ろしいもの。
ライブは好きだ。たとえはじめて聴くミュージシャンであっても、
生でしか経験できないことが必ずある。
いままで10回以上も足を運んでいるスガのライブも、いつも新鮮だ。
なぜなら、スガはつねに新しいことに挑戦しているから。
その姿勢にアタマが下がる。なまくらな自分に喝を入れられる。
行ってよかった。心の底からそう思える、とてもいいライブだった。
「Party People」から始まったライブは、
まさにパーティーのようなめくるめくショータイム。
生で聴くことを渇望していたナンバーが怒涛のように繰り出された。
NHKホールは、やはりさすがに音響がすばらしい。
拍手の音さえ、ホール全体にまわり、響く。
だからこそ、バンドの音が一つひとつ際立って届けられる。
今回は久しぶりに、スガの歌のうまさを再認識させられた。
どの歌もとてもていねいに、伝えることを最優先して
歌っている、という印象が強かった。
とくに、「サヨナラホームラン」や、
キーボードだけで歌った「月とナイフ」は熱唱。
スガの歌声がいつになく胸に響き、熱いものがこみあげてきた。
ニューアルバム「FUNKASTiC」のナンバーは
リズムがもたつくなどいまだこなれていない感じも受けたが、
それでも聴きごたえは充分だ。
バンドメンバーそれぞれの見せ場が
きちんともうけられているのが良かった。
ことにバンマス坂本竜太の弾くベースのフレーズはとても印象的。
加えて、再現性を心配していたキーボードのポチも、
森俊之には及ばないながらも一生懸命演奏している様が好ましかった。
ドラムスのキッシーは相変わらずの天然ぶりを発揮していたし、
義人先生のギターも盤石だ。
FUNK FIREから始まったこのバンドは、
どうやら固定してきたようだ。
おそらくコミュニケーションがうまくいっているからだろう、
スガは終始楽しそうに、セッション時のように
メンバーと顔を見合せながら、ギターを弾きまくり、歌いまくる。
メンバーたちも、回を重ねるごとに何かしらトライしているようで、
明らかに成長の跡が見える。
とくにキッシーの成長ぶりはすごいんじゃないのか。
さらに、「ドキュメント2010～Singer VS. Rapper～」と
「はじまりの日」では、MUMMY-Dさん登場！！
ゴキゲンなラップでテンションを上げまくって
パフォーマンスに華を添えてくれた。
スガも、いつになくテンションが高かった様子だ。
途中のMCでは、音楽業界の現状に対する意見を
臆することなく、真剣に訴える。
オリジナリティを追求することの厳しさと重責を
自覚しているからこそいえる真摯な言葉に心打たれた。
めちゃくちゃ面白いセットリストだったのだが、
それについてはツアーが終わるまで緘口令が敷かれてしまった。
そんな試みもまた楽しく、スガならではの音楽に没頭した。
楽曲のクオリティの高さに加え、
バンドのパフォーマンスのレベルの高さに恐れ入る。
ここまで聴かせるバンドはそうそうあるもんじゃない。
汗だくになりながらも余韻をたっぷり抱えた
帰り道が、とても心地よく感じられた。
7／1（木） NHKホール
思うようにいかないことはままあるもので、
切羽詰まったり煮詰まったりしている今日この頃。
それでもライブには行く。
シビアすぎる現実から逃げまくりたい。
こんなときこそ、音楽を好きで良かったと思う。
音楽がなかったら……そんなこと、考えるだけで恐ろしいもの。
ライブは好きだ。たとえはじめて聴くミュージシャンであっても、
生でしか経験できないことが必ずある。
いままで10回以上も足を運んでいるスガのライブも、いつも新鮮だ。
なぜなら、スガはつねに新しいことに挑戦しているから。
その姿勢にアタマが下がる。なまくらな自分に喝を入れられる。
行ってよかった。心の底からそう思える、とてもいいライブだった。
「Party People」から始まったライブは、
まさにパーティーのようなめくるめくショータイム。
生で聴くことを渇望していたナンバーが怒涛のように繰り出された。
NHKホールは、やはりさすがに音響がすばらしい。
拍手の音さえ、ホール全体にまわり、響く。
だからこそ、バンドの音が一つひとつ際立って届けられる。
今回は久しぶりに、スガの歌のうまさを再認識させられた。
どの歌もとてもていねいに、伝えることを最優先して
歌っている、という印象が強かった。
とくに、「サヨナラホームラン」や、
キーボードだけで歌った「月とナイフ」は熱唱。
スガの歌声がいつになく胸に響き、熱いものがこみあげてきた。
ニューアルバム「FUNKASTiC」のナンバーは
リズムがもたつくなどいまだこなれていない感じも受けたが、
それでも聴きごたえは充分だ。
バンドメンバーそれぞれの見せ場が
きちんともうけられているのが良かった。
ことにバンマス坂本竜太の弾くベースのフレーズはとても印象的。
加えて、再現性を心配していたキーボードのポチも、
森俊之には及ばないながらも一生懸命演奏している様が好ましかった。
ドラムスのキッシーは相変わらずの天然ぶりを発揮していたし、
義人先生のギターも盤石だ。
FUNK FIREから始まったこのバンドは、
どうやら固定してきたようだ。
おそらくコミュニケーションがうまくいっているからだろう、
スガは終始楽しそうに、セッション時のように
メンバーと顔を見合せながら、ギターを弾きまくり、歌いまくる。
メンバーたちも、回を重ねるごとに何かしらトライしているようで、
明らかに成長の跡が見える。
とくにキッシーの成長ぶりはすごいんじゃないのか。
さらに、「ドキュメント2010～Singer VS. Rapper～」と
「はじまりの日」では、MUMMY-Dさん登場！！
ゴキゲンなラップでテンションを上げまくって
パフォーマンスに華を添えてくれた。
スガも、いつになくテンションが高かった様子だ。
途中のMCでは、音楽業界の現状に対する意見を
臆することなく、真剣に訴える。
オリジナリティを追求することの厳しさと重責を
自覚しているからこそいえる真摯な言葉に心打たれた。
めちゃくちゃ面白いセットリストだったのだが、
それについてはツアーが終わるまで緘口令が敷かれてしまった。
そんな試みもまた楽しく、スガならではの音楽に没頭した。
楽曲のクオリティの高さに加え、
バンドのパフォーマンスのレベルの高さに恐れ入る。
ここまで聴かせるバンドはそうそうあるもんじゃない。
汗だくになりながらも余韻をたっぷり抱えた
帰り道が、とても心地よく感じられた。
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
- 発売日: 2010/05/12
- メディア: CD
2010-07-02 02:12
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邦楽を聴く機会があまりないんですが、この前、福山のライブを
TVで観たんです。流し観になってしまったけれど、思ったほどの
ものがなくて（曲がおなじに聴こえてしまって）。
そのことを同僚に言ったら
「福山よりスガシカオがいいで」
と言われてから、ちょっと気になってます。
ことしは、行きたいライブは日本にこないし、海外ライブはタイミング
が合いそうもないし、ちょっとつまんないなーと思ってます。
by クリス (2010-07-04 20:25)
＞クリスさん
わたしもどちらかといえば洋楽中心なのですが、
日本の音楽ではいまスガシカオが一番好きです。
彼は、日本で唯一無二の音楽を作れる人だと思っています。
福山くんの音楽はほとんど聴いたことがないので
なんともいえませんが、
同僚の方のアドバイス、ナイスだと思います。
わたしも今年はフェス関係は見送ろうかな、と思ってます。
いまひとつ、気が乗らないんですよねー。
by lucksun (2010-07-05 01:42)
自分のレポをｕｐしてなかったので、コメント遅くなりましたー。
私もはっきりしない日々が続いてて、「サヨナラホームラン」で
ぐずぐずになっちゃいました。
あんなにもシカオの応援ソングはヤダーとか言ってたくせに、
いざ自分がそういう側になると、すとんと心に落ちてくるんだなぁ、と。
by かうぞう (2010-07-06 21:31)
＞かうぞうさん
応援ソングという位置づけではないと思いますが、
「サヨナラホームラン」は本当によくできた曲だと思います。
亀田さんのアレンジも効いてますね。
by lucksun (2010-07-07 22:41)
＞xml_xslさん
nice！ありがとうございます♪
by lucksun (2010-07-07 22:42)