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目黒にて [もろもろ]


目黒雅叙園で開催されている
「華道家 假屋崎省吾の世界 千秋楽」を観に行った。
假屋崎先生には、以前にインタビューをさせていただいたことがある。
そのご縁で、一時期は毎回この展覧会を観に行っていたが、
最近は環境が変わったこともあり、そんな機会もなかった。
それがことし、あるところから偶然
チケットを入手することができたので、行くことにした次第。
17回目となる今回をもって千秋楽とするという。
最終回ということもあり、たいへんな賑わいだった。

この展覧会の面白いところは、
東京都指定有形文化財に指定されている
目黒雅叙園「百段階段」を会場とするところにある。
百段階段とは目黒雅叙園に現存する唯一の木造建築で、
宴席が行われた7部屋をつなぐ99段の階段廊下である。
部屋それぞれに異なる装飾が施されているのだが、
例えば床柱にみっしりと彫刻を施したり、
格天井をめぐらしたり、その一つひとつがたいへんに凝った作りで、
それだけでも鑑賞するに充分な独特な空間なのだ。

そのなかで假屋崎氏ならではの華やかな生け花を展示するとは、
まさに豪華絢爛。観るところが多すぎて忙しい。

それぞれの部屋の広さや調度に合わせて展示される
生け花のバランスはじつに絶妙で、
派手なだけではなく、そのなかにある繊細さも同時に際立たせている。
観たこともない組み合わせや意外な植物の展示なども楽しい。
また、著名な画家による襖絵や掛け軸なども必見だ。
なかでも鏑木清方の美人画は、本当に素晴らしい。

機会がなければなかなか訪れることのない場所だが、
見どころ満載で、おすすめ。


のち、施設内のレストラン「結庵」でランチ。
サラダ、スープ、メイン、パスタ、バゲット、デザート、ドリンクで
2500円とたいへんリーズナブル。
ランチにほどよいポーションで、味もよかった。
こちらもおすすめ。
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<目黒雅叙園ホームページ>
http://www.megurogajoen.co.jp/


ちなみにその後は、かっぱ橋道具まつりへ。
下町すきだー。

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